おはようございます。
昨日この記事を目にして少し考えさせられるものがありました。
スパ・フランコルシャン。
ベルギーの由緒あるサーキットでとてもチャレンジングなサーキットでもあります。
僕自身、2017年にMitjet 2L champinonshipというカテゴリーでレースをした経験もあります。
そして、上記リンクの事故があった場所ですが、
スパで有名な『オールージュ』という登っていく高速コーナーがあるのですが、
その登り切ってすぐ左に曲がるコーナー『ラディオン』での事故だそうです。
走ったことがあるのでわかりますが、オールージュを登っているとその先はほとんど見えません。
なのでそこで事故があると後続まで続いても何も不思議ではありません。
以前にもF2か何かのレースでも死亡事故がありました。
正直現代のレースを続けるのには適していないのかもしれません。
そして、スパに限らずレース、サーキット走行は常に危険と隣り合わせだという事を考えさせられます。
僕は主に海外でレースをしていますが、海外で大きな事故があるとどうしていいのか未だにわかっていない部分があります。
家族もいるので迷惑はかけられませんしレースを辞めてしまおうかと考えてしまうこともあります。
何故そういったことを今話すのかといいますと、2017年にスパ・フランコルシャンでレースをした際に、前日練習の一本目でクラッシュしたのです。
ラディオンではありませんが、ラディオンを抜けての長い直線『ケメル・ストレート』、ここでは200キロを軽く超えます。
そのストレートの終わりに減速してのS字カーブ『レ・コーム』があるのですが、
ストレートの終わりのブレーキングでバランスを崩しレ・コーム一つ目でスピン→壁にヒットというクラッシュを経験しました。
身体は全くなんともありませんでしたが、精神的なダメージは大きくその後のレースも怖さを引きずっていたことを覚えています。
また、お金のことや家族の事が頭にちらつきました。
そう考えるとレースというのは本当に危険なスポーツだと思います。
ですので無理をしない範囲で安全を第一に考えて楽しむ事がいいのかもしれません。
思い出すとレースを続けていいのか考え込んでしまいますが、それでも【世界中でレースをする】という目標があるのでまだまだ辞められずにいます。
悔いは残したくないので自身が納得できる所までは突っ走りたいと思います。
皆さんもくれぐれも事故には気を付けてくださいね。
本日も宜しくお願い致します。
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