おはようございます。
今回のハウスカレーシングのエビススーパー耐久12時間レース参戦の振り返りです。
今回、沖縄から三名のドライバーを連れて、また僕がお誘いしたTwitterのフォロワーさん２名、モスカワレーシングのドライバー3名の合計９名のドライバーでレースを戦いました。
初日練習走行終わって整備中にミッションからオイル漏れがあり調べた結果ミッション載せ替え。
その作業を翌朝、レース前車検には間に合わせいざ予選。
予選が始まり、アウトラップを終え計測一周目すぐにミッションに異変があり５コーナーで停車。
そのまま予選を終えることに。
運転席のドライブシャフト抜けでしたが急いで修復しどうにかスタートに間に合いました。
そしてレース本番。スタートドライバーは僕で最後尾からのスタートながら順調にラップを重ね7位まで順位を上げて80分の走行を終えて次のドライバーへ。
車は好調でミッションも心地よく入っていたので特に問題はないと思っていました。
ハウスカレーシングの新垣嘉浩が走行を初めていい感じで走行を続け20分ほどが経過した頃に急にミッションが入らないと無線がありそのままピットレーン手前で停車。
エビススーパー耐久レースは２時間に１度救済の為にセーフティカーが入るルールとなっております。
そして15分位待てば助けてもらえるのでそのまま待つことに。
牽引してもらいピットに入れ調べてみるとやはりギアから異音が…またもやミッションを降ろすことに。
降ろしてケースを開けるとボロボロのギアが現れました。
もう替えのミッションはありません。
みんなが絶望し諦めてリタイアする状況でした。
しかしここでアイディアが。
1つ目のミッションは中身は無事、2つのミッションはケースは無事。
『バラして組み合わせてみる』一か八かやれることはやろうということに。
しかしいざやろうとするとケースに穴が…これを塞がないとオイルが漏れていく。
それじゃ意味がないし塞ぐ方法もない。
今度こそ本当に誰もが諦めるかと思いました。
するとさらにどこからともなく、『エビスサーキット内のカーショップで溶接してもらう』という破茶滅茶な発想が。
ダメ元で持っていくと「塞ぐことは出来るけどミッションがどう機能するかはわからない」と言われましたが、
やってもらえることに希望が見え思いっきり頭を下げて『お願い致します！！！』と依頼することに。
そして戻ってきたケースの穴は塞がれておりいざミッションの組み上げ。
すると…ケースが閉まらない。
悪戦苦闘の末、バックギアを外すことに。文字通り【前進あるのみ】となりました。
そしてミッションを載せ外したものをすべて戻し、なんと走行再開出来ることに…！
5時間程修理に費やした為レースをまともに争える状況ではありませんでしたが、ピットから送り出した瞬間は歓喜のあまりみんなで飛び跳ね、抱き合い喜びました。
そこからは予定より各々のスティントは短くなりましたがみ走行することが出来、いよいよ残り時間もわずかに。
みんなドキドキしながら最後の瞬間を待ちます。
モスカワレーシングさんにとっても初の12時間耐久レース、そしてハウスカレーシングにとっては初めてのレース。
勿論万全の体制でレースを戦い上位に行くことを願っていましたが、最後まで走り切ることを目標としていた事もあり色々な想いがありました。
そしてチェッカーフラッグを受けた瞬間、みんなの喜びが爆発しました。
あれだけトラブル続きで苦労して何とか走行を再開し、最後にチェッカーを受けることがどれだけ嬉しい事か。
この際もみんなで抱き合ったりハイタッチしたりとこの瞬間の為に参戦したので最高の時間でした。
沖縄のドライバーもみんな体験したことのない感動があったことと思います。
レースの酸いも甘いも味わえた数日間に初めて参加したドライバーも『またやりたい』と僕の望んていた言葉を頂き本当にうれしかったです。
あれだけ苦労して苦労してみんな体力もきつかったと思う中その様な言葉が出るとは思いませんでした。
こういった人を増やしていける活動を今後も続けていければと思います。
今回は完走することしか出来ませんでしたが、何度もあるトラブルで最後まで諦めることなく、また疲れも半端じゃない中作業を頑張ってくれたメカの方々には本当に感謝です。
メカあってこそのレースです。本当にチームスポーツなのだと改めて感じるレースでした。
メカの方々本当にどうもありがとうございました。
参加された他のドライバーさん達も暑い中ご苦労様でした。
またみんなでレース参戦を続けていけるようにハウスカレーシングも頑張って参りますので今後もハウスカレーシングを宜しくお願い致します。
本日も宜しくお願い致します。
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